見たら死ぬ、災いが起きる。古代より信じられてきた死や災いの前兆とされる10のこと (3/7ページ)

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■ 7. 自分のドッペルゲンガーを見たり見られると死ぬ


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 ドッペルゲンガーとはドイツ語で”二重の歩く者”の意で、自分とそっくりの姿をした分身を指している。しかし、同じような迷信自体は他の文化圏にもあり、アイルランドの伝承では「フェッチ」、スコットランドのオークニー諸島では「トロウ」と呼ばれ恐れられていた。トロウはしばしば醜い、小鬼のような小さな生き物として表される。その子供は病気であることが多く、そのために健康な人間の赤ん坊をさらい、本物そっくりの偽物と置き換える。この偽物はやがて病気になり、若死にするという。

 ドッペルゲンガーは多くの場合、凶兆であり、ときには差し迫った死の象徴でもある。家族や友人によってドッペルゲンガーを目撃された人物は、病に倒れるか、窮地に陥ることを意味する。また本人が直接自分のドッペルゲンガーを目撃した場合は、自身の死を暗示するとされる。

 ドッペルゲンガーは”悪魔の双子”とも知られており、混乱や不安に陥れるために嘘のアドバイスを伝えたり、不吉な考えを吹き込んだりする。そのため、ドッペルゲンガーとの会話は避けることが望ましいとされる。

 またホラー文学でも人気のあるテーマである。例えば、ドストエフスキーは『分身』でこの現象を追求している。ヘマをやらかして正気を失った役人が、全てが上手くいっている自分の分身に出会う。そして最後は分身が本物を負かしてしまう。

 さらに実際に目撃されたという記録もある。アメリカ第16代大統領エイブラハム・リンカーンは大統領に選出されて間もなく、鏡に2つの顔を持つ自分の姿を見たと妻に話している。この話を聞いた妻は2期目も当選するが、彼が命を落とすだろうことを悟った。そして彼女は正しかったのだ。
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