見たら死ぬ、災いが起きる。古代より信じられてきた死や災いの前兆とされる10のこと (4/7ページ)

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■ 6. 死番虫の鳴き声は不幸や死の前兆


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 死番虫は木製の家具や建物などを痛める害虫として知られている。繁殖期になると、木に頭をぶつけカチカチと音を鳴らして、メスを引き付ける。夜にもなるとこの音がはっきりと聞こえるため、やがて人が死期の迫った家族に夜通しつきそうような場面が連想されるようになる。ここから死番虫の音は不幸や死の前兆と信じられるようになった。

 この音には様々な名称が与えられた。最も有名なものは”死の時計”だろう。他にも”聖パスカルの時計”、”聖ヨハネの時計”、”聖母の時計”などいくつもの呼び名があるが、”聖パスカルの時計”がぴったりかもしれない。聖パスカルはドアに触れることで死の訪れを知ることができたと言われているからだ。



■ 5. 日食は不幸の前触れ


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 かつて日食は空の秩序に何らかの異変が起きている象徴であり、不幸の前触れであると考えられていた。ベトナムでは巨大なカエルが太陽を食べていると信じられ、バイキング文化ではオオカミが、古代中国では天の竜が太陽を飲み込んでいるのだとされた。また古代ギリシャでは神の怒りとされ、やはり災厄の前兆と見なされた。

 日食は数ある災厄の中でも特に死と強く結びつけられる。神聖ローマ皇帝ルートヴィヒ4世は840年に日食を目撃し、怯えるあまり、間もなく亡くなったと伝えられている。1133年の日食はイングランド王ヘンリー1世の死の前兆とされ、実際それから程なくして亡くなっている。

 今日でさえ、世界では日食を死や災厄の前兆として考える地域がある。
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