目的の為なら他人を躊躇なく利用する人、「マキャベリスト」の脳では何が起きているのか? (ハンガリー研究) (1/4ページ)
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誰でも一度くらいは会ったことがあるだろう。世の中には、他人をためらうことなく利用できる人間がいる。最新の研究からは、そんな目的のためなら手段を選ばないマキャベリスト(マキャヴェリスト)的な思考の持ち主の脳内が明らかにされている。
ハンガリー、ペーチ大学の研究者は、ある人物が信頼できるかどうかを調べるゲームを行い、その間にマキャベリスト指数が高かった被験者の脳をスキャンした。するとそうした人物は、公平で協力的であることを示すサインを発するパートナーに出会うと、脳が一気に活性化することが判明した。
マキャベリストとは、ルネサンス期のフィレンツェの外交官で、1513-14年に『君主論』を書いたニッコロ・マキャヴェッリに由来する言葉で、政治は道徳や宗教から切り離して行うべきであるという現実主義的な政治理論を提唱したため、目的のためなら手段を選ばない人間を指してマキャベリストと言うようになった。
精神科学の分野では、サイコパシー、ナルシシズム、マキャベリズムの3つが「邪悪な人格特性」としてセットにされる。
認知科学や進化心理学においては、マキャベリスト的知性とは社会集団との政治的関係において成功するための能力をいう。
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ニッコロ・マキャヴェッリ
実験ではまず、大学生の被験者にマキャベリスト指数を測るテストを受けてもらい、マキャベリストであるか確認した。この文脈において、マキャベリスト的特性は、非難と許し、嘘と真実、協調と裏切り、約束と反故、ルール設立と違反、誤解と誤った指図といった行動で特徴付けられる。
テストの後、被験者の脳波を測定しながら、次のようなゲームをプレイしてもらった。