目的の為なら他人を躊躇なく利用する人、「マキャベリスト」の脳では何が起きているのか? (ハンガリー研究) (2/4ページ)

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 まず、プレーヤーにはおよそ500円相当の通貨が渡される。プレーヤーはパートナーに対していくら”投資”するのか決定しなければならない。投資した資金はパートナーの元で必ず3倍になる。今度はパートナー(実はプログラムなのだが、プレーヤーにそれは伏せられ、人間だと思われている)がいくら返却するか決定する。公平な額(初期投資額の1割り増し程度)を返却するか、不公平な額(投資額の3分の1)を返却するかはプログラムによって決められている。

 このターンを終えると、今度はプレーヤーが投資される側になる。パートナーが投資した資金は、自分の元で3倍となり、その返却額を決めることができる。したがって、裏切って自分の利得を追求することも、不公平な行動をとったパートナーへの仕返しもできる。

 ゲームの結果、協調的プレーヤーに出会ったマキャベリスト的プレーヤーの脳は、一気に活性化することが判明した。こうした他人を利用できる状況において活発になることが確認された背外側前頭前野は、脳の興奮を抑える機能がある。

 つまり、ここが活発になることで、パートナーに対する社会的感情反応が抑制されている可能性が高いこということだ。実際、彼らはゲーム終了時に協調的プレーヤーよりも資金を多く所持していることが多かったという。
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