AV業界は自滅する?大規模なガサ入れをした警察の"真の目的"とは【3】 (2/3ページ)

東京ブレイキングニュース

私が知っている例では、とある元AV女優はファンから貢いでもらう度にあれこれ理由を付けていたので、両親が最低でも7人は死んでおり、10人近くの父親がそれぞれ会社を潰している。

 最悪の例では、どこかで悪いヤツにクスリを覚えさせられ、AV女優仲間にも勧めて回り(売り先が欲しかったものと思われる)、マネージャー達からの再三に渡る「いい加減にしろ」という声も無視し、遂にはプロダクションも庇えなくなって契約を切られた人間もいる。

 それ以外でも、何らかの形で前科が付いた子や、揉めに揉めて業界を出て行った子であっても、気付いたら戻って来ていたなんて話はザラにある。AV女優という立場であれば、ここまで酷い場合でもギリギリまで庇って貰える業界なのだ。

 そうかと思うと母子家庭で親に苦労させたから、家を買って楽にしてあげたいとオーバーワーク気味に仕事をこなし、コツコツお金を貯めて本当に親に家をプレゼントして業界を去って行ったなんて子もいるし、男に貢がされて騙されて捨てられて衝動的に自殺したなんて子は、私が知る限りでも何人かいる。また、自分自身が元AV女優で、色々な事情で働いている女の子達にそれ相応の待遇をしてあげたいと悪戦苦闘している女性のプロダクション経営者もいる。

 このように人間性も背景もバラバラなのだから、迂闊に「AVプロダクションなんて」「AV女優なんて」と、乱暴に大ナタを振るおうとするのは勘弁願いたい。セックスワークとは、今の時代にあって様々な問題を抱えた女性にとってのセーフティネットであるという面を忘れないで欲しい。

 AVに限らず、セックスワーカーに本当に必要とされているのは、悪い事をヤラかす人間をピンポイントに捕まえる手段や、何か困った事が起きた際に安心して相談できる団体・窓口の設置などであって、大ナタを振るって業界自体を立ち行かなくさせる事ではない。

 それをやっては食えなくなって、かといって他に居場所もなくて、路頭に迷う女性が大量発生するだけである。プロダクションの庇護が無くなれば、そうした弱い女性がどんな目に遭うか想像に容易いはずだ。あれこれ問題があるのは事実だが、それでもプロダクションの存在がなくては女性が守れない業界なのである。

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