クルマを変えずに、燃費を変えよう!「燃費の良い走り方」とは? (1/3ページ)

イキなクルマで

クルマを変えずに、燃費を変えよう!「燃費の良い走り方」とは?
クルマを変えずに、燃費を変えよう!「燃費の良い走り方」とは?

三菱自動車に端を発し、スズキにまで及んだ燃費改ざん問題。燃費について改めて考えたドライバーも多いのではないでしょうか。

ここではクルマの燃費計測の実態と、普段から実践できる燃費の良いクルマの走らせ方についてお話をしていこうと思います。

■そもそも「カタログ燃費」って何?

テレビのCMなどで「リッター37kmの低燃費!」などと謳っているものがあります。これがいわゆる「カタログ燃費」です。クルマのカタログの巻末にある、主要諸元に記載されていることからこう呼ばれます。

カタログをさらによく見ると、燃料消費率の欄には「JC08モード 国土交通省審査値」と記載があります。まずは、このJC08モードについて探っていきましょう。

■実際に街中を走らせてはいなかった!JC08モードとはこういう意味

JC08モードとは、1リッターの燃料で何キロメートル走行できるかを、いくつかの自動車の走行パターンから測定する燃費計測方法のひとつです。

これは国土交通省令「自動車のエネルギー消費効率の算定等に関する省令」や、国土交通省告示「自動車のエネルギー消費効率の算定等に関する省令に規定する国土交通大臣が告示で定める方法」によって規定され、国内にて型式認定を受ける総重量3.5トン以下の乗用ならびに貨物自動車に適用されます。

photo by 日産:モコ [ MOCO ] 軽自動車 | 環境・安全・品質 | 環境への配慮 より

それでは実際に、どう計測しているのかを見ていきましょう。

クルマの燃費の測定は「独立行政法人 交通安全環境研究所」にて行われています。実際にクルマを走らせるのではなく、試験場内のシャシダイナモメータ(測定器)にクルマを載せ、その場でタイヤを回転させて計測しているのです。

この計測はクルマのエンジンが完全に停止している状態からエンジンを始動する、いわゆる「コールドスタート」から始まり、その後1,204秒間あらかじめ決められた速度パターンや変速位置にて行われます。

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