人間の怖さにゾクッとする、後味が悪い映画10選 (2/9ページ)

学生の窓口

監督:マーティン・スコセッシ
キャスト:レオナルド・ディカプリオ、マーク・ラファロ、ベン・キングズレー、ミシェル・ウィリアムズ、エミリー・モーティマー
原題:Shutter Island
製作年:2010年
製作国:アメリカ
上映時間:138分

■フランケンシュタインを生んだ監督はモンスター?「ゴッド・アンド・モンスター」

1931年に公開された映画「フランケンシュタイン」のジェームズ・ホエール監督の晩年を元に映画化。アカデミー賞で脚色賞を受賞するなど高評価を得ますが、その内容が地味なために日本では未公開になった作品。1930年代のハリウッド黄金期に「フランケンシュタイン」で成功を収めながら、謎の引退を遂げていたジェームズ・ホエール。日に日に蝕まれていく精神に、堪え忍ぶ日々を送っていたある日、庭の手入れに雇った庭師クレイトンと出会います。 クレイトンを気に入ったホエールは、絵のモデルになってほしいとクレイトンに申し出ます。クレイトンは絵のモデルを引き受け、二人は関係を深めていきますが、ホエールは絵のモデル以外の願望をクレイトンに抱いています。

あらすじを見ても、なんだか地味な内容の映画ではありますが、鑑賞後には穏やかな感動が残る良作です。元海兵隊の筋骨隆々な肉体をモデルに絵を描く元ホラー映画監督の老人、という設定、シーンがなんともおぞましいです。しかしこの負の印象は、この映画が仕掛けるトリックのひとつでしかありません。「モンスター」として描かれるホエールは「怖ろしい人間」そのもの、だからこそその先にあるエンディングには感動をおぼえます。

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