人間の怖さにゾクッとする、後味が悪い映画10選 (5/9ページ)
監督:ジャウム・コレット=セラ
キャスト:ベラ・ファーミガ、ピーター・サースガード、イザベル・ファーマン、ジミー・ベネット
原題:Orphan
製作年:2009年
製作国:アメリカ
上映時間:123分
■自分の存在を見事に消した最凶のギャング「ユージュアル・サスペクツ」
コアなサスペンス映画ファンから絶対的支持を受ける傑作。アカデミー賞では脚本賞、助演男優賞を獲得。ある日の夜、カリフォルニア州のサン・ペドロ港に停泊中の船が大爆発を起こします。コカインの密輸を巡るマフィア同士の抗争が原因とされ、船内からは銃殺された死体が多数発見。関税局捜査官のクイヤンは、ただ一人無傷で生き残ったヴァーバル・キントを尋問することに。キントは事件前からの回想をはじめます。話は6週間前に遡り、ある強奪事件の容疑者5人が拘束されたところから。まもなく証拠不十分で釈放された5人は、新たに強盗事件を計画、見事に成功。その後さらに大きなヤマの話をマフィアから持ちかけられる。その話を持ちかけたマフィアの背後には伝説のギャング・カイザー・ソゼの存在が……。
冒頭の爆発事件から、回想に入り最終的に爆発事件当日まで戻ってくるという時間経過で描かれた作品。謎解き要素もふんだんに盛り込まれていますし、その演出は巧妙で何度も繰り返し見たくなる傑作サスペンス映画です。 カイザー・ソゼとはいったい誰なのか? この重要なクエスチョンを最後の最後まで引っ張り、ラストで鮮やかに披露してくれます。はじめて見る人は、ほとんどがその「種明かし」に度肝を抜かれることでしょう。カイザー・ソゼという男の完ぺきなまでの「存在」偽装に、最凶の人間を見た気分になること間違いなしです。