「住所不定ライター」が歩いた「日本3大生活保護天国」!(1)酒と睡眠薬で夜8時に就寝 (1/2ページ)

アサ芸プラス

「住所不定ライター」が歩いた「日本3大生活保護天国」!(1)酒と睡眠薬で夜8時に就寝

 働き口はおろか、年金の受給資格も身寄りもない──。こうした高齢の生活保護受給者は今年4月に約75万人と過去最多を記録した。みずから「ナマポの予備軍」と称する住所不定の独身ライターが、“受給者”であふれる「生活保護天国」を徹底ルポ。大阪・西成、横浜・寿町、そして山谷で生の声を拾った。

 雑誌業界の片隅で碌を食んで25年になるが、みずからの不徳と出版不況のあおりを受け、ここ5年ほどはジリ貧状態が続いている。数年前に家賃滞納でアパートを退去してからはサウナやマン喫、知人宅を渡り歩いてきた「住所不定」の身だ。不摂生がたたり、齢49にして体もボロボロだ。

「このままいったら野たれ死ぬだろうな」

 漠然とこんな不安に襲われながら過ごす中で知り合ったのが、生活保護受給者のタカさん(65)=仮名=だった。

「けっこう楽しくやってるよ。毎日、日が昇ると同時に目覚めて散歩。朝飯は行きつけの雑貨屋でバナナを1本バラ売りしてもらう。10円だよ。で、朝から開いてる酒屋でワンカップを買って、ガソリン補給さ」

 タカさんはトビ職人として日本の高度成長を支えた。だが、約10年前に腰を壊して以降は無職生活まっしぐら。年金もろくに払っていなかったため、生活保護に頼らざるをえなくなった。現在は月額約12万円の生活保護を受け取っている。

「仕事? そりゃ、やれるもんならやりたいけど、働くと怒られちゃうんだよ、役所に。生活保護もらっておきながら働くとは何事かって。俺たちは病院も無料だからさ、睡眠薬や精神安定剤なんかはもらい放題。夜は酒と一緒にこれを飲んで、8時にはスコーンと寝ちゃう。寝ないよりはクスリ飲んでしっかり睡眠とったほうがよっぽど健康にいいと思うけどな。俺なんか65歳だけど、まだ、アッチのほうはビンビンだよ(笑)」(前出・タカさん)

 厚生労働省によると、今年4月時点で生活保護を受給しているのは約162万世帯。そのうち半数近くはタカさんのような身寄りのない高齢者世帯だ。しかし世間の目は冷たい。一部の若者は、さげすみの意を込めて、彼らを「ナマポ」と呼び、まるで犯罪者のように敵視することもある。

「俺たちナマポって呼ばれてんの? ああ、なるほどね(笑)。

「「住所不定ライター」が歩いた「日本3大生活保護天国」!(1)酒と睡眠薬で夜8時に就寝」のページです。デイリーニュースオンラインは、根本直樹週刊アサヒ芸能 2016年 7/21号ガールズバー生活保護社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
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