写真集の女 武田久美子 #2 1番好きな仕事は、写真集 (1/2ページ)
8歳からモデルとして仕事をしてきた。あまりの美貌に、12歳にして〈東大生が選ぶアイドル〉に選ばれ、それがきっかけで翌年、映画『ハイティーンブギ』のヒロインに大抜擢。当時のトップアイドル・近藤真彦さんの相手役だった。
「全国的な人気者の相手役ですから、一夜にして同年代の人たちに、顔と名前を覚えていただきました。そんなふうに知名度を得ることができる人って、いないんじゃないかと。本当に私はラッキーですよね」
それを機にアイドル活動を開始。以後、映画やドラマに出演、歌手デビューも果たした。
「だけど少し早すぎたのかもしれません。まだ13歳、本当に子どもでした。まともな演技の勉強もしないまま、歌にも自信がありませんでした。知名度が高い分、キツかったです」
アイドルとしての仕事の中で、ひとつだけ、手応えを感じる仕事があった。グラビアだ。最初に写真集を出したのが、15歳頃のこと。爆発的な売り上げを記録する。
「写真を撮られるのは自分でも楽しくて好きな仕事でしたし、自信がありました。できたらパイオニア的な存在になりたいと思ったんです」
かの有名な貝殻水着の写真は、その頃のもの。
「写真集の撮影にロケに行って、スタッフと一緒に食事しているとき、テーブルに大きな貝殻があったんですよ。これを使うのもいいよねって、ノリで撮った写真です。それがすごい話題になって、今に至るまで武田久美子といえば貝殻水着と言われてしまう。ありがたいことですけど(笑)」
1968年8月12日生まれ。東京都出身。映画『ハイティーンブギ』のヒロイン役で一世を風靡し、その後グラビアアイドルとして頂点に立つ。結婚後、アメリカへ移住し、一女をもうける。現在はサンディエゴ在住。著書に『武田久美子という生き方』『武田久美子のつくり方 DVD付き』『43歳でもなぜ武田久美子でいられるのか』(すべて小学館)『くみこの掟』(講談社)などがある。サンディエゴでのライフスタイルを綴ったブログも人気。