夏休みに行きたい! 近畿大学建築科の学生が選ぶ、大阪のお気に入り建築物スポット3つ (9/9ページ)
一歩入ると地下1階、地上2階、高さ11メートルの3層の吹き抜け空間が広がります。そして、その壁面いっぱいに、天井まで連なる、本、本、本。手に取れるのは一部だけですが、展示の数は2万冊で「大書架」と呼ばれています。敷地は広くないのに、この空間の息をのむほどの存在感は、訪れたあと数カ月が経ったいまも脳裏に刻まれています。
中央には読書用のテーブルが置かれ、訪問者が綴るノートが何冊か置いてありました。写真には写っていませんが、約150席の「映像ホール」もあり、10分ほどの司馬さんゆかりのプログラムの上映やイベントが行われています。
館内は、ステンドガラスから入る太陽光をメインの照明としているのか、光の具合が印象的です。また、コンクリートの打ちっ放しであることを忘れるような、ライブラリーも映像ホールも木の香りに満ちて気分が柔らかくなごむ、たまには黙って考えようかと自然に思う、司馬ワールドに浸れる知の空間だと感じました。

↑司馬さんの自宅の敷地内にあるので、門がまえはひっそり静かです。近畿大学の東大阪キャンパスは、ここから徒歩20分ほどの場所にあります。

↑大阪の難波から約20分、近鉄奈良線河内小阪駅というローカルな駅で下車。小さなアーケードがある商店街を抜けると急に静かな住宅街となり、「東大阪市の歴史の道」に指定されている小道沿いにあります。風情ある道中も楽しめます。
大阪府東大阪市下小阪3-11-18
TEL:06-6726-3860
10:00~17:00(入館は16:30まで)
入館 大人500円
近鉄奈良線八戸ノ里駅から徒歩約8分、河内小阪駅から徒歩約12分
以上、今回は3つのスポットをお届けしました。興味がある方はぜひ、お出かけください!
文・写真:藤原丈武×ユンブル