わんこの五感、どのくらい知ってる?柴犬まるが教えるアニマルウェルフェア入門 (5/6ページ)

イキなクルマで

それにさっき「犬の嗅覚」でも話したけど、わんこは匂いの世界で生きているから、匂い嗅ぎをさせるなという指導は、まるで人間に目隠しして歩きなさいって言ってるのと同じぐらい、不安で怖いこと。

お散歩なんてちっとも楽しくないものになっちゃうんだ。

パパとママは、まるを迎えてからお散歩に出るまでの間に、やっぱりしつけとかトレーニングをまるにしたけど、実際のお散歩では、好きなだけ匂い嗅ぎさせてくれるし、好きな方向にお散歩に連れて行ってくれるよ!

でも必要なときは、「付いて」っていうコマンドで、まる、ちゃんとパパやママの足元でじっとすることができるんだ。

これは、わんこの習性を大事にしてくれていることと、飼い主がマナーを守ることで、まるが人間社会で嫌われないように生きていく術(すべ)なんだと言ってたよ!

わんこは人間のパートナーだからだって。だからまるは、お散歩だ~いすき!

■動物は、「命あるもの」だけではなく、「感受性のあるもの」

動物愛護は、動物に関心の強い人が、動物への虐待や非倫理的扱いなどから動物を守ること。

で、「愛護」という言葉は、その対象物を好きか嫌いかという人間の感情をもとにした言葉なんだ。

一方、アニマルウェルフェアは、好きか嫌いかが問題ではないんだよね。

例え動物が嫌いであっても、人間という種に属さないという理由で、その動物の生きる権利を奪うことも、その動物を虐待することも倫理的には許されないという考え方だよ!

動物にとって安定感があるのは、だんぜん後者だよね~。

ちょっと厳しいことを言うけど、いまの日本では「動物愛護」という言葉が多用されているよね。でも聞こえのいいこの言葉は、しばしば動物から搾り取って、権利を奪うことを正当化するためにも使われているんだよね。

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