最側近「自民党・若狭勝」が小池百合子都知事の“オンナの器”を語り尽くした!(1)男が思いつかないクールビズ (1/2ページ)
息つく暇もないほど、小池百合子東京都知事は改革の大ナタを振るっている。それゆえ、“敵”も多い都知事だが、心強い“同志”もいる。自民党所属の国会議員でありながら、選挙戦から二人三脚で歩んできた若狭勝氏である。その“都知事の最側近”を直撃。都知事の“オンナの器”の大きさを語り尽くす!
「男泣き? 都知事選の時のことですね。でも涙をボロボロこぼしたわけじゃないですよ(笑)。でも、悔しさが込み上げてきてね。言葉が詰まってしまった‥‥」
今夏の東京都知事選挙、小池百合子氏の応援演説の最中に、若狭勝氏は「男泣き」した。その姿には勝ち馬に乗ろうというような打算はなく、2人の信頼関係を感じさせる一幕でもあった。
その「男泣き」の理由は後述するが、少なくとも選挙戦が始まった時点で、若狭氏の覚悟は決まっていたのだろう。自民党の衆議院議員でありながら、党の推薦を得られなかった候補者を応援することは反党行為。除名処分を受ける可能性もあったのだから‥‥。
──小池知事を応援するには覚悟を決めていた?
「それは5年後、10年後の東京を考えると、小池さんしかいない。自民党から除名になろうとも、小池知事を誕生させるのが自分の使命だと思いました。
日本は国連から女性差別の撤廃が進んでいないと勧告を受けているのです。そうした中で、小池さんという女性が知事になれば、2020年に開かれる東京オリンピック・パラリンピックを、女性知事のもと開催する姿を世界中に見せられる。国連に対するアピールということだけでなく、女性差別撤廃の象徴になると思っています」
──女性政治家はたくさんいます。その中でなぜ小池知事なのか?
「理由はたくさんあるのですが、あえて1つあげるとすれば、アイデアが豊富なこと。これは小池さん本人の発想力がすばらしいということでしょうね。
例えば、小池さんが環境大臣の時に提唱したクールビズ。10年後の夏の風景をガラッと変えた。男の大臣だったら、ネクタイを外すなんていうことを考えられたでしょうかね。