鳥取中部M6.6 未知の断層が引き起こす阪神大震災の再来 (1/2ページ)

週刊実話

 10月21日午後2時7分頃、鳥取県中部を震源とした震度6弱の強い地震が発生した。気象庁によれば規模はM6.6と推定され、関東から九州の広い範囲で揺れを観測。その後も、震度4級の余震が続いている。

 鳥取県内では、このところ地震が相次いで起きていた。9月28日には県中部で震度3が複数回発生したほか、10月10日に県東部で震度2が発生。さらに、今回の震度6弱の直前、21日の正午過ぎにも、震度4が観測されていた。
 「鳥取県の大きな地震と言えば、1943年9月10日、第二次世界大戦中に発生した鳥取地震。地震規模はM7.2、最大震度6を記録し、死者1083人、負傷者3000人を出し、鳥取市中心部は壊滅的な被害を受けた。不気味なのは、その翌年12月7日、三重県沖を震源とした東南海地震(昭和東南海地震=M7.9)が発生している点です」(サイエンスライター)

 果たして、今回はどうなのか。地震学者で武蔵野学院大特任教授の島村英紀氏が言う。
 「鳥取地震、東南海地震、さらに三河地震(M6.8)、南海地震(昭和南海地震=M8.0)と、戦中、戦後にかけ、4年連続して1000人を超える犠牲者を出す巨大地震が発生しています。この流れを見ても、鳥取地震は南海トラフ巨大地震の前兆現象と言える。100年に1度のペースで発生するとされる南海トラフ地震は、その発生前にいずれも西日本の内陸で大きな地震が頻発しているのです。今回の地震についても非常に心配です」

 南海トラフ巨大地震の間に発生する、西日本の内陸部での大きな地震。専門家の間で、その一つとして考えられているのが、2013年の4月13日に発生した淡路島地震(M6.3)だ。この時も淡路市で震度6弱を記録し、家屋の一部倒壊が2000棟以上に達している。
 震源は、'95年に発生した阪神・淡路大震災(M7.3)の震源の野島断層が属する六甲・淡路島断層帯。東北大学理学部の遠田晋次教授は「兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)の時のひずみが依然として淡路島に蓄積しており、兵庫県南部地震の広い意味での余震」との見方を発表している。
 気象庁などは当時、この地震を『南海トラフ地震と関係がある可能性は低い』と発表しているが、それを否定する研究者は少なくない。

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