今も残る「営団地下鉄」時代の痕跡を探してみた (1/3ページ)
帝都高速度交通営団。なんとカッコイイ響きだろう。「声に出して読みたい固有名詞」ランキングがあれば、ぜひとも推薦したい。知らない人のために簡単に説明すると、東京メトロ(企業名は、東京地下鉄)の前身のこと。通称「営団」といえば、思い出す人も多いだろう。
帝都高速度交通営団と書かれたマンホール(以下、2016年11月2日、Jタウンネット撮影)
この法人は、戦時下の1941(昭和16)年に発足し、2004年の東京メトロ移行まで63年間にわたって、都内の地下交通を担ってきた。そんな「営団」が消えてから12年、どこかに当時の痕跡は残っていないか。気になった記者は、探してみることにした。
ブラタモリにも出てきたマンホールインターネットを調べてみると、千代田区内に営団マンホールがあるとわかった。場所はJR中央線の小柳橋架道橋付近。橋のたもとに、アルファベットのSを「帝都高速度交通営団」の文字でかこんだものが埋め込まれていた。

マンホールの全景
実はこのマンホール、人気番組「ブラタモリ」(NHK)で、メトロ広報が紹介していた。放送では「もうすぐ無くなる可能性が高い」からと、タモリさん一行が「ご苦労様でした」と頭を下げてていたが、それから早5年、まだ現役で踏ん張っている。

近づいてみないとわからない
隣町の御茶ノ水にも、営団の痕跡があった。順天堂大学の間を抜ける道路上に、Sマークと「ずい道内消防用 連結送水管送水口」とかかれたフタがあった。一言で「Sマーク」といえども、さきほどのマンホールより図案化されたもので、多くの人の印象に残っているのはこちらだと思う。