すべり芸を築いて40年、村上ショージの道のり「まだできていない道を、がさつに歩いてきた」 (5/7ページ)

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でもね、『浅草キッド』に勝る曲と詞はないんですよね。

――それでカバーすることになったんですか?

はい。たけし師匠に、ご挨拶に行かせていただきまして。「どうしても歌いたいので師匠、歌わしていただいてよろしいですか?」と。ほんなら、たけし師匠も、「いいよ、いいよ、お前。勝手に歌えよ」みたいなね。すごくシャイな方なので。それで歌わしていただきます、と。

――意外にと言うのは失礼ですが、ものすごく美声で驚きました。

いやあ、でも60を超えると声が出なくなってきて...。(レコーディングで)歌うとき、本当にちょっと喉を開かさなあかんから、マネージャーに「ちょっとウィスキー買うて来て」言うたんです。僕はお酒を飲んでたら喉が開くし、よく声が出るんですよね。それで「買うて来ました!」言うから見たら、コンビニの安っい小っさい210円ぐらいのウィスキー。

――(笑)。

「何やねん、お前。もうちょっと高いウィスキーあるやろ!」って。14年とか、せめて12年とか。値段のシールも取っときゃええねんけど、210円てついとる。「何やねんこれ!ヤクルト飲んどんちゃうぞ!」言うて(笑)。

――210円の、どうしたんですか?

一応飲みましたけど(笑)。でも「高いウィスキー飲んでガッといったら気持ちが違うねん。もうええわ、自分で買うて来るわ」って、次は自分で買いに行きました。

――それで、このいい声なんですね。ちなみに、弾き語りのギターは、ずっと趣味でやられていたんですか?

いえいえ。生演奏でやりたい思て、ギターも9月から始めました。ネットで都内のギター教室を探して...そういうときネットは便利ですよね(笑)。まずは無料体験コースというのがあったので、それを...。

――えっ。無料体験コースに行かれたんですか?

はい。そこの人も、びっくりしてました。「この人、無料体験に来るんや」っていう(笑)。

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