猫は宇宙人が送り込んだスパイなのか? ネットに流れるあの噂を検証する (5/8ページ)
一体どのようにして可能になったのか?
猫宇宙人スパイ説によると、猫が大きな目で我々を見つめるのは、彼らが宇宙人のカメラで、人間の行動を記録し、それをグレイに送信しているからだという。
人間ですら、最近生きた細胞からコンピューターを作ることに成功しているのだ。猫の脳に隠されたテクノロジーがないと誰が断言できようか?
それは別にしても、猫の目が人間よりはるかに優れており、それをもって不合理なまでに高度に進化した証拠だとしてしまうのは問題がある。
猫の目には錐体視細胞よりも桿体視細胞が多い。桿体視細胞は白黒の映像を作るもので、夜目には不可欠だ。錐体視細胞は色を加え、細部を認識させてくれる。
猫は夜目が優れているが、視力が”優れている”かどうかはその定義による。色とりどりの世界が見たいと思っている人に猫の目を与えても、ちっとも”優れている”とは思えないだろう。
夜目に関して、猫の目には2つ目の利点がある。以下はニューヨークタイムズ紙の記事の抜粋だ。
「猫はまた楕円形の瞳を持っており、人間の丸い瞳より速く開閉し、もっと大きくすることができる。さらに猫やその他の夜行性動物の仲間には、目の後ろにタペータムという鏡のような膜があり、これが桿体視細胞を通過した光を反対方向へ反射して返す。この”二重露出”のおかげで、猫は真っ暗闇の中でもきちんと見ることができる」
猫がある部分において人間より”優れた”視力を持っているとすることにしよう。その場合、確かに猫は「進化の観点からは非常に進んでいる」だろう。
だがイヌもまた我々より優れた嗅覚を持っている。