83歳筆者が観た「SNOWDEN」...便利な世界の裏の恐ろしさ、理不尽さ (2/6ページ)
以下は、専ら、上記映画「SNOWDEN」のパンフレットおよびウィキペディアの「エドワード・スノーデン」の記事を参照し、筆者の考えを述べたものだが、他にも既に電子書籍で購入してあった「スノーデンファイル 地球上で最も追われている男の真実」著:ルーク・ハーディング、訳:三木俊哉/日経BP社および「曝露 スノーデンが私に託したファイル」著:グレン・グリーンウォルド、訳:田口俊樹・濵野大道・武藤陽生/新潮社を参照した。
Edward Snowdenというこの若僧のやったことは、それこそ「まっこと、どぇりゃあことだで!」というに尽きる。高卒の(大卒が優れているわけでは無いことは、この優秀なPCオタクが存在することで、証明されている)、その彼のやったことは、彼の出身国である米国のみならず、どんな国でも、先ず例外なく国家反逆罪に値する内容であろう。
尤も、高卒という学歴については、アン・アランデル・コミュニティカレッジ(単科大学)に入学してプログラミングなど計算機科学を専攻した、ということだから、記録上卒業はしていないというだけで、全くの独学というわけでは無く、一応こうしたカレッジで学んではいる。
Snowdenの実行した主要な事柄というのは、彼の母国、アメリカ政府が国民の了解を求めること無く、秘密裏に国民の電話やメールの監視を行うプログラムである「PRISM」の存在を暴露したことだ。
それは、この段階では単に、アメリカという或る1国の国内問題に過ぎない。しかし、民主主義を標榜し、憲法で保障された個人の自由、個人のプライバシーを侵害するという、国家により為された国民に対する重大な裏切り行為を白日の下に曝したことになる。
つまり、この若者は、NSA(国家安全保障局)の契約職員として、国家による国民に対する裏切り行為を内部告発したことになる。これがどんなに大それたことか、凡人の想像を遙かに超える事態と言えよう。
先ず、厳重に保管され、秘密の守られている筈の、証拠となるべき記録を見つけ出し、しかも、それにアクセスしたことが、バレないようにしながら、それらをコピーし、厳重にガードされている筈の施設から、それを持ち出すだけでも並みの能力では到底不可能であろう。