テレビ番組のおもしろさを支える影の立役者! 現役大学生放送作家・芝尾拓純さんインタビュー (3/4ページ)

学生の窓口

大学生活は楽しいし、アルバイトも部活もやって、充実していたとは思うのですが、全体的に“のんびり"していたんです。そんな日々に物足りなさを感じてもいました。「このままのんびりして終わっちゃうぞ。」と感じていて、むしろみんながのんびりしている中だったら、自分がちょっとグッとアクセルを踏めば、周りを出し抜ける、と(笑)。だから、アルバイトではなく、早く社会人のように仕事をして、稼ぎたいと思ったんです。

もう1つの理由は、やっぱりテレビが好きだったからです。特にバラエティ番組ですね。父親が、よくダウンタウンの出ている番組を見ていたので、つられて私も見ていました。大学受験の勉強がうまくいかずに落ち込んでいた時期があるのですが、そんな時テレビを見ると、いつもにぎやかで明るくて楽しそうと思いました。とりわけダウンタウンには励まされたし、悲しくても元気をくれるのがテレビだったので、「きっと私と同じように落ち込んでいる人もいる、自分がそうだったように、そんな人を元気にしたい」と思ったからです。

それで、「テレビの仕事をするにはどうしたらいいんだろう?」とインターネットで調べていたところ、お笑いの養成所のバナー広告が出てきました。そこに、放送作家になるためのコースがあると書いてあったので、勉強しようと思って入学しました。

■大学生活+αをがんばると、一歩先に進める


――芝尾さんはいわゆる“ゆとり世代"だと思うのですが、お話を聞くと全くそんな感じがしませんね。ゆとり世代には珍しいタイプなのでは?

よく言われます(笑)。サークルや飲み会に参加して、大学生活を謳歌している人は多いと思います。だからこそ、ちょっとがんばってそれ以外のこともやれば、他の人より簡単に一歩先に進めますよね。締め切りが続いたり、あまり眠れなかったりと、大変なこともありますが、好きなことをやれる環境にいるので、満足しています。

――どんな時に、やりがいを感じますか?

自分が携わった番組名の、エゴサーチをするときです(笑)。SNSで「昨日の番組のあのネタがおもしろかった」と、自分が挙げたネタが書かれているとうれしいですね。

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