テレビ番組のおもしろさを支える影の立役者! 現役大学生放送作家・芝尾拓純さんインタビュー (4/4ページ)

学生の窓口

あとは、友達が番組を見ていて、おもしろかったと言ってくれるときです。放送の翌日に大学へ行って話題になっていると、誇らしい気持ちになります。

テレビ番組はよい人間関係を築くツールだと思っています。テレビを見て、翌日学校や会社へ行って、「昨日の観た?」というように、会話のきっかけになるから、人と人を繋ぐことになりますよね。そんな様子を見ると、自分の仕事が、世の中のためになっているなぁと思います。

■目指す将来は「人のため」、そして「一生分稼ぐ!」

――今、大学3年生ということですが、そろそろまわりは就職活動を始める頃ですよね? 就職はしないのですか?

企業に就職するかどうかはまだわかりませんが、就活はします。やはり就活は今しかできないことだし、みんながやっていることをやらない理由もないですよね。テレビ局や制作会社、広告代理店が中心ですが、銀行など金融機関も受けてみたいです。せっかくなので、気になる会社や業界は全部見たいと思っています。企業に就職をするのか、このまま放送作家の仕事を続けるのか、決めなくてはならないときが来たら、その時に決断します。

――最後に、今後の目標を教えてください。

早く一生分を稼ぎたいです(笑)。放送作家としては駆け出しで見習いのようなものですが、がんばれるうちにがんばりたいし、がんばりが反映されるのでやりがいがあります。放送作家は自営業だし、自由な職業だからなんでも経験しておきたいですね。

あとは、「番組」という形になるかわかりませんが、自分の作ったものを海外でも展開したいです。素人を一夜で有名人にするようなオーディション番組がありますが、あの番組の構成はいろいろな国で展開されていて、いつもは政治的に対立してしまうような宗教や、差別を引き起こすような人種の違いも越えて、みんなが楽しみに観ているんですよ。これはすごいことだと思うんです。私もそんなものづくりをする人になって、世界中の人たちを楽しませたいと思っています。

【芝尾拓純(しばお・たくみ)さんプロフィール】
都内の大学に通う、現役大学生放送作家。経営学部で会計やマーケティングなどを勉強しており、現在大学3年生。そのかたわら、お笑いの養成所で1年間放送作家の勉強をする。修了後、放送作家として活躍中。

取材・文 長谷川鴨子

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