福島原発事故から6年…存在が許されない“被ばく牛”と農家の物語を描いたドキュメンタリー映画『被ばく牛と生きる』が劇場公開のためのクラウドファンディングを開始 (6/8ページ)
50年近く牛と共に暮らしてきたが、柴牧場の隣の空き地が汚染物の仮置き場に指定されたため、重大な決断をすることに…
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■5年の歳月をかけ、自費を投じて撮影
監督を務める松原 保は、2011年6月から現地に入って取材を開始。当初は映画を作るまでの確信はありませんでしたが、福島の現実を知れば知るほど憤りを感じました。そして2015年末まで、大阪から片道900キロを自家用車で往復すること38回、取材日数は延べ82日間、収録時間は600時間以上を超え、700万円以上の資金を投じてきました。
5年という歳月をかけた松原は、被災者である農家の方々の思いの源を探るため、出来る限り時間をかけてインタビューし、彼が見たフクシマの”理不尽な現実”を映し出しています。
事故から6年が経ち、2020年の東京オリンピック開催に向かおうとしている日本では、「福島のことはもう忘れたい」という風を感じます。さらに
今春からは帰還困難区域を除く立入り制限区域が解除されます。
今回の作品を通じて、もう一度フクシマの直面する現実に戻り、“存在が許されない牛”と“その命を必死に守り続けようとする農家”の姿を通じて、本当の幸せとは何か、命の大切さとは何かを見つめ直す機会になればと思います。
現在フランスのプロダクションと本映画をベースとした海外向けバージョンも進行中です。