~2017年夏の「アイスコーヒートレンド」大予測~ (5/10ページ)

バリュープレス

焙煎を含む「豆の違い」だけにこだわっていては、ライト層にはハードル高くなってしまいます。そこで、最近では「豆」の違いだけではなく、新しい「飲み方」を提案し、ライト層にも楽しんでもらいたいと考える店舗も増えてきているようです。

◆3通りの飲み方、炭酸水添え…いま、海外発・飲み方トレンドに熱い視線

「飲み方」でカフェトレンドを切ってみると、国内では、単一の豆で淹れた「エスプレッソ」「カフェラテ」「アイスコーヒー」を一度に楽しめるメニューを提供したり、エスプレッソに口直しの炭酸水を添えたり、自家製の焼き菓子とのマリアージュを楽しませたりする店舗の例があります。
しかし、そういったトレンドも、海外のコーヒーショップを手本にしたケースが多いのです。
昨今、大手コーヒーチェーンが全米の限定店舗でしかけた、『ドラフトコーヒー』もその一つだといえるでしょう。

◆専門家が語る、『ドラフトコーヒー』が初心者にもオススメな理由とは

『ドラフトコーヒー』はなかなか、面白い飲み物ですよね。泡のおかげで何となく甘味も感じられますし、ミルクを入れなくても、カフェラテっぽい雰囲気があります。一番の魅力はやはり「味わいの変化」ではないでしょうか。通常の「アイスコーヒー」は、味のテンションが飲み始めから飲み終わりまで一緒なんですよね。ところが、『ドラフトコーヒー』は、まろやかな口当たりのよさから、ストレートなコク深い味わいがスッと入ってくる瞬間まで、“丸く感じていたものがシャープになる”グラデーション的な味の楽しみ方ができるんです。この飲み方の変化による味の違いはかなり分かりやすいですから、豆にはさほど詳しくないけど、最近コーヒーに興味を持ちはじめた…という人にはぴったりだと思います。『ドラフトコーヒー』が味わえる国内店舗はまだ少なく、「おうちコーヒー」派のなかには、もっと気軽に楽しみたい人も多いと思います。しかし、最近では自宅で『ドラフトコーヒー』を楽しめるアイスコーヒーサーバーも発売が予定されているようです。今後も流れに注目ですね。

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