意外な理由で武蔵小杉が「住みたい街ランキング」上位から脱落 (1/2ページ)

まいじつ

Tony / PIXTA(ピクスタ)
Tony / PIXTA(ピクスタ)

都内近郊のタワーマンション街として、急速な発展を遂げた武蔵小杉(神奈川県川崎市)では、“2重扉のコンビニ”が名物となっている。入り口の自動扉を覆うかのように、さらにガラスで作った扉を設置しているのだ。これはビル風の直撃を少しでも和らげようとしているためだ。

居住する住民のビル風による被害を列挙すると、傘が壊れることや、オートバイが倒れるといったものは序の口で、風に飛ばされて壁に激突することや、老人や子供は何かにつかまらないと立っていられないこともあり、本当に必要でなければ家から出ない人までいるという。『住みたい街人気ランキング』でも、どうやらこれらが原因で順位が頭打ちになっているようだ。

ビル風は自然の風と違い、瞬間的に方向や強さが変わる変則的な風だ。簡単に対応や予測ができない。なかでも凄まじいものは『武蔵小杉タワープレイス』という高さ100メートルのオフィスビル周辺の風だ。駅前は全く風が吹いていなくても、タワー前の交差点に入った途端に強風に巻き込まれる。住民にとって駅周辺に買い物に行くためには、ほとんどがここを通らなければならないので、まるで“関所”のような関門だという。

「2013年には、風が強過ぎて道路脇の街路樹が根っこから倒れる事故も発生しています。何しろ住民の方が計測した際に1秒あたりの風速が20メートルを観測したこともあるくらいです」(川崎市担当者)

ビル風がひどくなるという予測はできなかったのか?

このような状況は、マンションなどの建物建設前に想定することはできなかったのだろうか。さらに川崎市担当者はこう続ける。

「ビル風の難しさは、ビルが建つ前に予測が不可能なことです。タワーマンションが建ったのは22年前ですが、当時はこのような現状を予想できませんでした。

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