あなたが寝ている間、体に何が起きているのか?睡眠中に起こる10の驚くべき現象 (3/6ページ)

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このために椎間板からは体液が染み出て、1日に1センチも身長が縮んでしまう。その反対に夜になると、体液が背骨の接合部に戻り、寝ている間に1センチも伸びる。

 睡眠中に圧力が緩和することは、幼い子や思春期の子供の成長にも大切なことだ。実際、人が成長するのは睡眠中なのである。背骨や足から圧力が消えることに加え、睡眠中に成長ホルモンが分泌されることも原因である。・6. 夢遊病(一部の人)


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 およそ30パーセントの人が一生に一度は眠っている間に歩き出すそうだ。夢遊病は半意識状態にある脳が複雑な作業を行ってしまう睡眠障害で、ベッドから這い出るほか、キッチンに行ったり、車の運転までしてしまうことがある。

 

 もちろん危険なことこの上ない。子供に発症することが多く、両親や友人などから食事を準備してはふとんに戻るといった奇妙な行動が報告されている。原因は定かではないが、遺伝子に原因がある可能性が示されている。

 夢遊病は通常、徐波睡眠時に発生する。この間、脳は記憶の処理に追われている。このことは夢遊病患者の短期記憶があまりはっきりしない理由を説明するかもしれない。彼らは目が覚めるとその間のことを覚えていないのだ。・5. 寝ている最中にビクッ!っとなるジャーキング現象


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 人が眠ると体はビクッと動く。毎回だ。通常、私たちの体は眠っているとき夢に反応して動かないよう麻痺している。しかし睡眠と覚醒との間にはグレーゾーンが存在する。そこで発生するのがジャーキング(睡眠中の麻痺現象)で、脳が体を安静にするよう発するメッセージのタイミングと神経系がそれを受け取るタイミングのズレが原因だと考えられている。

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