秋津壽男“どっち?”の健康学「かくほど悪化するじんましんの対処法。常温の保冷剤がかゆみを抑える」 (1/2ページ)

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秋津壽男“どっち?”の健康学「かくほど悪化するじんましんの対処法。常温の保冷剤がかゆみを抑える」

 お笑いコンビ「インパルス」の堤下敦さんが睡眠薬を飲んで車を運転、意識朦朧となった報道がありました。本人によれば「じんましんに全身を襲われ、かゆみで眠れなかった」ことから睡眠薬を飲んだそうです。

 じんましんは消化管が十分発達していない幼児期に起こりやすい症状ですが、大人でも悩まされる人は少なくありません。堤下さんのように、かゆさに悩まされる場合、医師の診察を受けるべきか、受けなくても大丈夫か、どちらでしょう。

 皮膚に発疹が生じ、かゆくてしかたなくなるじんましんの原因には、アレルギー性と非アレルギー性があります。

 アレルギー性じんましんは食べ物や薬が原因となります。発酵した生魚(サバなど)を食べると、化学物質であるヒスタミン性の物質が作られ、体が異物として認識します。その際にヒスタミンが放出されると、血管が拡張され血液中の水分を血管の外に出してしまうことで皮膚が赤く腫れます。魚介類、肉類、卵、乳製品、野菜はアレルギー性じんましんの原因となりやすく、ジャガイモやキュウリに反応する人もいます。

 ソバ・小麦・卵・乳製品・落花生は「五大アレルギー成分」と言われています。例えばソバ粉に含まれるたんぱく質が原因となるソバアレルギーは、じんましんのほか、口の周りが腫れたり、呼吸困難になったりします。これは治る確率が低く、大人になっていきなり発症することもあります。

 食べ物ではなくとも、便秘や飲みすぎで体に毒素がたまったり、室内のダニやほこりなどハウスダスト系のアレルギーもあります。花粉症の原因となるスギ花粉も、目や鼻は何ともないのに、皮膚症状に悩まされることもあります。

 一方、非アレルギー性じんましんは、食べ物以外が原因となります。下着による摩擦や、重いバッグなどを手に引っ掛けた際の重力による圧迫で出ることもありますし、プールや海に入ってできる寒冷じんましんという症状もあります。

 サバのようなアレルギー性のじんましんでは背中一面にじんましんが出ますが、非アレルギー性の場合、ほとんど背中には出ません。なぜなら手が届かないからです。

「秋津壽男“どっち?”の健康学「かくほど悪化するじんましんの対処法。常温の保冷剤がかゆみを抑える」」のページです。デイリーニュースオンラインは、じんましん週刊アサヒ芸能 2017年 7/13号“どっち?”の健康学秋津壽男アレルギー社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
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