これさえ押さえればもう騙されない!『ダイヤモンド初級講座 4Cと模造品の見分け方』セミナーに参加した (2/6ページ)
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次に、ルーペと反対の手で持ったジュエリーをゆっくりと前後に動かしながら、焦点が合う位置まで調整していく。両脇を締め、両肘を机に固定して、ジュエリーだけを動かすのがコツだという。
「鑑定書と見比べることもあるので、両目を開いたまま、正面や斜め、真横など、ダイヤモンドを様々な角度からじっくり調べてみてください」
■ダイヤモンドの偽物とは?
そもそもダイヤモンドの「偽物」とは、ダイヤモンドの模造品や模倣品を本物と偽って流通させているものを指すという。
「ガラスやプラスチックといった、比較的見分けがつきやすいものばかりではなく、ジルコンと呼ばれる天然石や、ジルコンによく似たキュービックジルコニア(CZ)、ルチルという合成品も出回っています。ダイヤモンドより美しいともいわれる合成品のモアッサナイトともなると、プロでも見極めが難しくなってきますね」
「本物のダイヤモンドであっても、なかには低品質のものを高品質だと偽って高く売ったり、人工的な処理を加えたものを天然物と偽って流通させたりするような悪質なケースもあるので、ネットオークションやフリマアプリなどで実物を確認せずに購入するには注意が必要です」
■鑑定するなら習得必須のダイヤモンドの「4C」とは?
ダイヤモンドを評価する上で最初に覚えるべきは、アメリカのGIAという鑑定機関が規定する評価基準「4C」だ。4Cとは、ダイヤモンドの重量を表すCarat(カラット)と、色味を表すColor(カラー)、内包物の割合や表面のキズの評価を表すClarity(クラリティ)、そしてダイヤモンドを輝かせる最も大切な要素であるCut(カット)の頭文字のこと。