契約結婚とは? その実態とメリット・デメリットを解説! (5/6ページ)
ただし、二人とも心から納得した上で合意しなければいけないので、「旦那が駄々をこねて面倒だったから、取り消したくはなかったけど、仕方なくサインした」ということは、のちに大問題に発展するかもしれません。
いったん署名捺印してしまえば、口で何を主張してもムリですし、後から「そんなつもりはなかった」と言ってもどうにもなりません。自分に不利な修正・取り消しは基本的にするべきではありませんし、納得できないことを配偶者から求められても受け付けないことが重要です。
<将来、揉めないために「専門家」を頼る>
婚前の契約書については、夫・妻になる当人同士が自作するのものでも有効ではありますが、きちんと法律を踏まえたものを作成するなら、法律事務所に相談してリーガルチェックをしてもらったり、行政書士に文書作成を依頼したりするのが確実です。
婚前契約は大体、離婚の条件や金銭について取り交わされることが多いので、夫と妻どちらも婚前契約の意義を理解していないと、「結婚する前から離婚とか、財産分与の話をするって、どういう神経してるの?」と思われてしまうかもしれません。
そのため、契約結婚をするなら、事前に夫・妻になる二人が婚前契約の合理性・正当性を理解するべきですし、契約に真摯に従う気持ちを抱くことが大切です。
自分あるいは結婚相手に浮気や借金を抱えるといった、家庭生活を破たんしかねない問題を抱えた経験がある。自分あるいは結婚相手が豊富な資産を有している、自分あるいは結婚相手の実家が資産家である。自分あるいは結婚相手に、婚前から明確なこどもの教育方針、介護方針がある。
こうしたことが存在するなら特に、のちのち揉めないように、専門家を交えた契約書を作るのが賢明だといえます。
④契約結婚をする上での注意点
ドラマ「逃げ恥」では、主人公と相手役の男性にはそもそも恋愛感情がありませんでした。それでも、契約結婚は成立しますし、法的にもまったく問題はありません。
とはいえ、ドラマを観ていた人の中には、「これって偽装結婚なのでは……?」と感じた人もいたんじゃないかと思います。