契約結婚とは? その実態とメリット・デメリットを解説! (6/6ページ)
確かに、ドラマで行われた契約は、外国人女性が不法滞在にならないよう、夫婦になるつもりがない男性と金銭の授受を条件に婚姻関係を結ぶ、という違法行為に近いような気がします。けれど、「逃げ恥」のケースは、違法行為ではなく、法律上は夫婦とちゃんと見なされるのです。
じゃあ、不法滞在の偽装結婚とは、何が違うのか……?
それは、「法律上夫婦とみなされた男女が、同居しているかどうか」にあります。
そしてそもそも、婚前契約を結ぶうえで、当人同士に「夫婦として一緒に生活する意志があること」が重要なのです。
たとえ、家事を労働条件に金銭を授受する関係性であっても、夫婦というスタイルで日々の生活を送っていれば、契約結婚は成立するということです。
そのため、自由恋愛や同性愛恋愛を求めながら結婚の実態が欲しくて、適当な相手と婚姻届けを出したものの、その相手とは日常的な接点がなく、同居もしていないのであれば偽装結婚となってしまうでしょう。
新時代の結婚スタイル!?
契約結婚には、「契約期間」を設ける人も少なくなく、2年や5年などという期限を盛り込んでいることがあります。それは、2年後あるいは5年後に、何かしらの事情から離婚することを前提とした、期限付き結婚である可能性もありますし、結婚生活を数年おきに見直すために期限を設けているケースもあります。
人間の恋愛感情は長くても3~5年で落ち着いてしまうといいますから、婚前契約で数年おきに家庭生活を見直すというのは、実のところ合理的かもしれません。
「契約」というと無機質で愛がないように感じられる人もいるでしょうが、きちんと明文化して曖昧にしないほうが、実は配偶者や家庭を深く想いやっていることになるともいえるでしょう。
Written by 沙木貴咲