しかしながら同調査を見ると、「セックスに満足している」と答えた割合も日本人はわずか15％。ほとんどのカップルはセックスへ何らかの不満を抱いているのです。では実際、どんな不安を女性はセックスに抱いているのか。ヒアリングしてみたところ出るわ出るわ、不満のオンパレードでした。まずは女性から。

《女性のセックスに関する不満①》　感じることへのプレッシャー

「セックスで気持ちいいと思ったことはないです。イかなきゃって思っていろいろ努力してみてるし、彼も頑張ってくれてるけど結局イけなくて。またがっかりさせちゃったなって思っちゃって……。気を遣うことばかりのセックスが嫌になります」

「１度どうしても疲れてて、その気になれなくて拒否ったことがあるんですけど、彼が露骨に傷ついちゃって……。それからなるべく断らないようにしようとは思ってるんですけど、その、乾いちゃってどうしようもなくて。必死でエッチなシーンを妄想して頑張るけど、正直むなしいですね。全然楽しくない」

と、「女性たるもの求められたら感じるべし」というプレッシャーに苦しむ方が多いようです。上記の女性たちはまだいい方で、もっと「愛があるなら感じなくては」と刷り込まれた女性は「感じられない私は体に欠陥があるんじゃないか」「彼を愛していないから感じられないのではないか」と思い詰めます。詳しく話を聞くと、前戯の時間がわずか３分だったり、前戯にフェラしかなかったり。「そりゃ、感じるわけもなかろう」という事例も多々。

《女性のセックスに関する不満②》　疲れているときに迫られる

もうひとつ、女性にとって悩ましいのが疲れたときのセックス。男性は「したい！する！」とすぐ行動にうつることが多いようですが、女性にはそれ以前に多大なるセックスへの準備があります。

「セックスレスが始まった時期、ちょうど年末で。ほんと忙しかったんですよ。毎日終電帰りか？ ってくらいの。もうムダ毛はアマゾンの森林か、ってくらい生えてるし、下着の柄なんて考える余裕もなくて（笑） ドロドロになって眠りたい、って思ってたときに彼が遊びに来て、急にしたくなったって言われて。もう激しくムカつきました。