2017年度(第41回) 教育研修費用の実態調査 (1/5ページ)
◎教育予算、実績額が前年度と比べいずれも2年連続で増加。
報道関係者各位
2017年10月19日
株式会社 産労総合研究所
「2017年度(第41回) 教育研修費用の実態調査」
人事労務分野の情報機関である産労総合研究所(代表・平盛之)は、このたび「2017年度(第41回) 教育研修費用の実態調査」を実施しました。本調査は1976(昭和51)年より実施しており、今回で41回目となります。
調査回答企業における教育研修費用総額は、2016年度の予算額6,014万円、実績額5,273万円、2017年度の予算額が6,177万円で、前回の2016年度調査と比較するといずれも2年連続で増加した。1人当たりの教育研修費用では、2016年度実績額が37,177円となり、前回調査に比べて約1,500円アップした。
また、今回初めて調査を行った「マネジメント層の海外駐在員の教育・フォロー施策」では、海外駐在員を派遣している企業のうち、派遣前教育を実施している割合は、トップ層に対しては64.6%、ミドル層に対しては72.7%であった。
◆調査結果のポイント
1.【教育研修費用総額と従業員1人当たりの教育研修費用】
・教育研修費用総額の2016年度の予算額は6,014万円、実績額は5,273万円、2017年度の予算額は6,177万円で、前回調査と比較すると、いずれも2年連続で増加。
・従業員1人当たりの2016年度実績額は37,177円で、前回調査より約1,500円アップ。2017年度予算額は45,310円。
2.【教育予算の増減状況】
・教育予算の対前年比をみると、「増加」したとする企業が50.4%で前回よりも4.2ポイント減少。平均増加率は20.7%。
3.【各種教育研修の実施状況】
・「階層別研修」での実施率のトップは、例年どおり「新入社員教育」で93.2%。次いで、「新入社員フォロー教育」78.8%、「初級管理者教育」74.2%。