自然災害・疫病・人為ミス・小惑星など、かつて地球を危機に陥れた12の事象 (3/7ページ)

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タンボラの噴火はその10倍のエネルギーであると推定されている。・華県地震(1556年)


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 中国陝西省華県で1556年1月23日に発生した地震では100万人近くの人々が犠牲になった。震源地は西安付近で、マグニチュードは8.0~8.3と推定されている。

 地割れ、地滑り、隆起、液状化といった現象が発生し、被災地の城壁や家屋は軒並み倒壊。また余震も数日間にわたり続いたという。これよりも大きな地震はほかにも発生しているが、華県地震は人口が密集した地域で起きたことが災いし、史上最も死者を出した地震の一つだと考えられている。・コンピューターの誤作動(1980年)


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 1980年6月3日、北アメリカ航空宇宙防衛司令部(NORAD)のコンピューター画面にミサイル2発が発射されたという警告が表示された。だが2発だったはずのミサイルは、突如200発に増加、現場は騒然とした。

 知らせを受けた大統領は、直ちに軍高官を招集。第三次世界大戦が始まろうとしていた。核爆弾を搭載した爆撃機が滑走路へ向かい、ミサイル発射施設でも準備が進められた。が、そこで実は誤報であったことが判明。原因はコンピューターチップの故障だった。

 それは1つ50セント(当時の為替平均は約261~203円/ドル)にも満たないチップであった。

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