構図の技、色彩の技…葛飾北斎の隠し技がすごい!知って北斎展を100倍面白く (4/4ページ)
手が触れられるのではないかという錯覚すら起こりそうです。その下に伸びる羽根も進出して見えるよう黄色で彩色。
反対に、鳳凰の体の大部分は後退色で奥まって見え、より尾羽根が引き立つよう工夫されています(実際の天井絵は下絵とは配色が少し違いますが、この原理は守られています)。
そして同じく小布施の町に残るこの波。祭屋台の天井絵「怒涛図 女波」。
「怒涛図 女波」ウィキペディアより
渦の最も奥は暗い藍、一つ手前の波は明るい藍、もっとも手前の波は緑青。緑は青より波長が長く、手前に出て見える色なので、より立体感が出せるのです。これらの技法は、北斎の技の一部にしか過ぎません。まだまだ紹介しきれないほどの技が、北斎の絵には隠されているのです。やっぱり北斎は、すごい!
トップ画像: Wikipediaより
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