悪事の実態を告白「振り込め詐欺犯」座談会 (3/5ページ)
後の実況見分のときも、実は近隣の部屋から、ずっと電話が鳴ってる部屋で、おかしいといわれてたって、お巡りさんに聞かされました。
■仲間割れで殺人事件に発展することも!
――なかなか生々しい話が続きますね。Cさんは先ほど、お金は隠し通したほうがいいとお話していましたが、逮捕されても隠し通せるものなんですか?
C できなくはないってところですかね。同じグループの仲間に預けて、その仲間が使い込んでしまうなんて話もありますから。まぁ、そうなると仲間でもなんでもないわけですが。
A それは、振り込め詐欺の一つの“あるある”ですね。そこから殺人事件にまで発展してしまったり。
B 殺人事件ですか……。振り込め詐欺の現場で、そんなことあるんですか?
A (Bを見て)……。君、本当に何も知らないでやってたんだ? 無事で良かったね。パクられてから、その後にややこしい話は何もないでしょ?
B はい。ないです。結局、僕を誘った先輩も芋づるで捕まっちゃって、まだ服役しています。この人が帰ってきたら面倒なことがありそうですが、まだ6年も先なんで、とりあえず、あまり考えないようにしてます。
C 悪いことして困るのは、パクられたりするより、その手のシガラミが出てしまうことですよね。ところでAさんは、どうやってお金を隠しておいたんですか?
A 貸金庫……いや、あれは貸倉庫って言うのか。札束をパンパンに詰めた段ボールを数箱。嫁さん名義で借りた貸倉庫に預けておいた感じですね。
――奥さんだとさすがに使い込む心配はないですか?
A まぁ、女によると思いますよ。俺も「おまえも内偵対象だから、油断しないで、あまり倉庫には近づくな」って、釘を刺しておいたのも良かったのかな。けど、出てきてから「苦労かけたんだから尽くして」と言われて、もう嫌になるほど、金がかかる(笑)。
――では、Cさんはいかがですか?
C 僕はまだパクられる全然前の段階から、お金に関してはきっちり管理してました。ぶっちゃけ、お巡りさんに対する警戒心よりも、同業者に対しての警戒心のほうが強かったので。