悪事の実態を告白「振り込め詐欺犯」座談会 (2/5ページ)
A でもまぁ、実際パクられたとき、稼いだ金をどう隠すか、守るかで、出所後の未来は決まるよな。
C それは間違いないです。みんな被害者に弁済すると情状酌量というか、裁判での心証がよくなるからと、せっかく貯めた金をうっかり吐き出してしまう。でも、今、詐欺の罪は重いから、基本、実刑は免れないですからね。金は隠し通したほうがいい。
A その通り。懲役行って、金まで取られてじゃ、割りに合わないだろ。
B お巡りさんが激怒しそうな発言ですね(苦笑)。僕は初犯でしたし、受け子なんてパシリみたいな役だから、まさか実刑になるとは思ってもなかった。詐欺とは知らなかったと押し通せば大丈夫だからと。地元の先輩の口車に、まんまと乗せられてしまいました。パチンコ屋で、負けが込んでるときに5万渡されて、「ちょっと頼みがある」と言われまして。たばこでも買いに行くような感覚でピンポン押して、お婆ちゃんが出てくるはずが、お巡りさんが出てきました。
D 僕も似ています。僕は見張り役で、ターゲットのマンション近くのコンビニから、目当てのフロアをずっと見てたんですよ。雑誌を立ち読みしながら。このとき、僕の横で同じく雑誌を読んでいた短髪のいかついおじさんが刑事でした。チラチラ顔を上げて、マンションを見てたところで職質され、僕の携帯から取り子の携帯番号が出てきてしまった。
――AさんとCさんの逮捕時は、いかがでしたか?
A 俺は……グループのやつが、金をヌイてたんだよな。テメェでトバシの通帳用意して、稼ぎを横領していた。そのとき、キレちゃって。ヤキを入れたら、やりすぎちゃったんですよ。それでチンコロ(密告)されて、いろいろ出てきちゃったって感じでしたね。
C 分かります。捕まるときは、こんなもんかって感じですよね。自分は営業で、「もしもし」する役目だったんですけど。やっぱり同じ部屋に出入りするグループの一人が毎夜、豪遊してて。そこから内偵が入ってたんですよね。彼は日焼けして、地下格闘家だったのでガタイもよく、目立つんですよ。といっても、パクられた今だから言えるって感じで、そのときは、やっぱり僕も脇が甘かったですね。