悪事の実態を告白「振り込め詐欺犯」座談会 (4/5ページ)
D お金を管理するのって、何か特別な技みたいのがあるんですか?
C 何、そんな話、興味あるんだ? D君、今、何やってるんだっけ?
D だから生活保護を……。
A 本当か? 怪しいな。
D 僕の話はいいですよ。まず、Cさんの資金を守るためのノウハウを教えてほしいです。
■同じ顔写真の免許証が2枚!? C 僕は、これですね(そう言って財布から免許証を出す)。これで、部屋を借りるんですよ。
D あ、免許証、2枚ある。え、名前も住所も違うじゃないですか。
B 本当だ。でも、この写真、両方ともCさんですが、雰囲気はまた違いますね。どっちが本物なんですか?
C それは、言えないですね。ただ、これで部屋を借りておいて、そこの金庫にお金を置いています。結局、信じられるのは自分だけってことで。やっぱり、一緒に「もしもし」しているグループにも怪しげな人はけっこういましたからね。
――具体的にどんな人がいたか、覚えていますか?
C 年齢不詳の、よく日に焼けたスーツ姿のおじさんとか。この人は、みんなを“ちゃん”づけで呼んでましたね。さっき話した、摘発の原因となった地下格闘家の周りの人も、考えれば怪しかったですよ。休憩時間に、最近ハマった脱法ハーブの話してたり。
――そんな感じなんですね。……って、Dさん、免許証、見過ぎですから!(一同苦笑)
D いや、どう見ても、どちらも本物にしか見えないですね。すげ~欲しい~。
A なんだ、欲しいのか。金額によったら、俺が口、聞いてやろうか?
――すいません。あの、この場で、そういう犯罪の相談事みたいなやり取りはやめてほしいんですけど……(一同笑)
■どうすれば被害者にならずにすむか? ――それでは、振り込め詐欺を実際にやって思ったこと、現在の詐欺事情を見て、どうすれば被害者にならずにすむか、考えを聞かせてください。
A うーん、まぁ、この犯罪はなくならないだろうってことだね。自分でやってみてもそう思うし、今の事情を見ていても、そう思う。