安美錦VS豪風「大ベテランがっぷり四つ対談」 (4/6ページ)

日刊大衆



安 俺が結婚したのは34歳のとき。周囲はほとんど結婚していて「正直、自分は結婚とかするのかな?」なんて思っていたけど、結婚してすぐに長女、2年後に次女が生まれて、家族の存在がいかに大きいものかってことが分かったんだよね。そして、今年の7月には、長男が生まれて……。この前、大阪市で行われた巡業では、息子と一緒におそろいの化粧まわしで土俵入りもできた。子どもの成長を見ると、「まだまだ頑張らないと!」と思うよね。

豪 同感です。ウチの場合は、息子が4年生で娘が2年生。子どもは、父親と母親、2人の愛で育てていくべきものだと思っているんですが、力士の場合、1年の半分近くを留守にしますからね。子どもたちには「つらい思いをさせてるなぁ」と思っていますが、素直に育ってくれているので、妻には感謝しています。ウチの息子は、自分が中学時代に柔道部だったこともあって、柔道を習っていたんですが、最近、相撲に興味を持ち始めたんです。小学生の相撲は、大相撲と同じで無差別級ですから、小学生で100キロ近い選手もいるわけです。相撲に勝つためには体重も必要なんですが、息子は体が大きいほうじゃない。「おまえ、100キロになれるか?」と聞いたら、「無理だと思う」と言うので、「体重で階級が決まる柔道のほうがいいんじゃないか?」と、あえて相撲は勧めなかった。

安 その気持ち、分かるよ。ウチの場合、まだ小さいから実感は湧かないけれど、俺も自分からは勧めないだろうな。本人が「相撲をやりたい」と言ってきたら、「ダメだ」とは言わないかもしれないけど……。

豪 「父親と同じ仕事に就きたい」と言われると、悪い気はしないんですよね。

■横綱と戦える地位にいたい! ――家族の存在は大きいですよね。さて、ここで九州場所で対戦する力士や場所への意気込みを聞かせてください。現在、21歳の貴景勝、阿武咲といった若手が注目されていますね。

安 若いよな~。青森の後輩・阿武咲は入門前から注目しているけど、この巡業中もよく稽古をしてたし、ふだんから厳しい稽古を重ねているみたいじゃない? 何よりヤル気が前面に出ているところがいいよね。
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