安美錦VS豪風「大ベテランがっぷり四つ対談」 (1/6ページ)
今場所、ついに再入幕を果たした39歳と、彼が不在の間、最年長の看板を背負った38歳がトーク初顔合わせ。ハッケヨイ、のこった!
■最年長での再入幕!
――九州場所前の巡業、どう過ごされていましたか?
豪風(以下=豪) 相撲人気が復活して、巡業の数も増えてきました。移動、移動の毎日ですが、自分は(前日に)巡業先に乗り込んだら、その土地ごとにトレーニング場所を探して筋トレをしているんです。昨日の場合だと、今日の巡業をやっている体育館のジムで2時間くらい、地元の人たちと一緒に汗を流しました。
安美錦(以下=安) ストイックだなぁ……。俺も巡業先でトレーニングしたい気持ちはあるんだけど、(アキレス腱断裂の負傷以来)最近は土俵の中で鍛えるだけにしているんだよね。
――その安美錦関ですが、先の秋場所では十両2枚目で10勝を挙げて、優勝決定戦に進出。さらに幕内復帰も決めましたね!
豪 お帰りっ!
安 ありがとう(笑)。最年長での再入幕という記録はたまたまだけど、「やっと戻ってきた……」という感じだね。昨年の夏場所、アキレス腱を断裂して休場。十両に落ちてからの1年は、長いような短いような中身の濃い1年だった。途中、自分の相撲が取れなくなって、すごく悩んだけれど、「絶対に幕内に戻る」という気持ちだけは忘れずにいたつもりだ。だけど、まさか秋場所で、十両の優勝決定戦に出るとは思っていなかったなぁ。どうせなら、(同じく決定戦に出場した弟弟子の)誉富士と対戦してみたかったよ(笑)。
豪 安美(錦)関が帰ってくるまで、(幕内最年長の)自分が“番”を張っていましたよ! 安美関の場合、相撲が弱くなって十両に落ちたわけじゃなくて、大ケガが原因ですよね。そこから「這い上がろう!」という精神を持ち続けるのは、すごく難しいことだと思います。実は自分、安美関がリハビリに向かう姿をよく見かけていたんですよ。お互いの自宅が近いので、「今日も頑張っているんだな」って、陰ながらエールを送っていました。
■東北での高校生時代から接点があった2人
現在、幕内力士の平均年齢は28~29歳。その中にあって奮闘しているのが、最年長、39歳の安美錦と38歳の豪風だ。