なぜ鮨職人の道へ? 西麻布の高級鮨店「きたむら」板長兼オーナーの北村淳さんにインタビュー! (2/5ページ)

学生の窓口

――修業しているとき、目標にしていたことは何ですか?

まずは一人前になりたい、自分が1から10まで作った料理でお客さんに感動してもらいたい、ということです。他にも修業しながら鮨の食べ歩きもして、鮨でも5千円のところもあれば1万、2万の高級なところもあって、いつかそういう店を持ちたいという思いも持つようになりました。

――修業から独立まではどういう流れでしたか?

親から「最低5年はつらいことがあっても一つの店で続けなさい。一つの場所で頑張れないことで長続きはしない」という言葉をもらい、5年間最初の店で修業を続けました。さらに経験を増やすために、その後何店舗かの門をたたいて修業させてもらいました。その中で出会ったお客さんが出資してくださり、26歳のときに鮨屋を構え、3年半後の30歳で独立しました。

――まだ26歳の人に店を任せるってすごいことですね。出会いが運命的だったのでしょうか?

たまたま実家からリンゴジュースが届いて、お礼も兼ねて届けたんです。他愛もない話から店をやらないかという話になって、すぐにチャンスだと思いました。人生に何回かあるターニングポイントだったと思います。誰にでもそれぞれターニングポイントってあると思うんですが、それをただ見逃すかチャンスにするか見極めることが大事だと思います。

――30歳で独立というのも早いですね。

26歳のときのお店が3か月もすると予約で入れないようになって、自分で経営したいという思いはすぐに芽生えました。独立した後も順調で正直大変だったことはないんです。男ってやっぱり野望が尽きない生き物なんでしょうね。次には店を広げるという目標ができ、32歳で2店舗目をオープンしました。

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