スパコン助成金詐欺 東京地検特捜部が討ち入る安倍金脈の牙城 (1/3ページ)

週刊実話

 スーパーコンピューター、いわゆるスパコンの開発で世界から最も注目を集めている日本のベンチャー企業、PEZY Computing(以下、ペジー社)の社長・齊藤元章容疑者(49)が、12月5日、東京地検特捜部に詐欺容疑で逮捕された。スパコンの旗手の逮捕はIT業界に衝撃を与えるとともに、政官界を巻き込み安倍政権をも揺るがす大疑獄に発展するのではないかと、永田町を震撼させている。
 「もともと齊藤容疑者は、新潟大学医学部を卒業後、医療系の画像診断ソフトを開発していた。'97年に渡米して医療機器のベンチャーを立ち上げ、2011年に帰国。コンピューターの命令装置であるプロセッサー開発に特化したペジー社を立ち上げたのです。そこからわずか数年で、開発したスパコンが省エネ性能ランキングのGreen500で2位となり、世界から注目を集めた。今年(11月期)は、スパコン『Gyoukou(暁光)』が同ランキングで首位を獲得している。日本のIT技術の最先端を担う希望の星でもあるだけに、今回の逮捕は相当な衝撃だったのです」(経済誌記者)

 齊藤容疑者にかけられた容疑は、経産省が管轄する国立研究開発法人『新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)』から助成金約4億3000万円を騙し取った、詐欺の疑いだ。同社が今年度までの8年間でNEDOから受けた助成金の総額は、35億円あまり。今回の直接の容疑は'13年度に支給されたものについてだが、特捜部では他にも不正な受給がないか調べているという。
 「そもそも助成金は、新規性・革新性の高い実用開発事業について、上限を5億円として、費用の3分の2以内を補助するというもの。ペジー社は約7億7000万円を開発費として申告し、約5億円を受給したのですが、そのうちの“外注費”として提出した約4億3000万円分を水増しした疑いが持たれている。齊藤容疑者は複数の会社を運営しており、その不正受給分が、そうした会社の運営費に回っていたとの指摘もあるのです」(全国紙社会部記者)

 それだけでは一見、単なる詐欺事件にしか思えないが、ペジー社に絡む人物相関に注目すると、助成金の不正受給だけでは片づけられない闇と、特捜部が動いた理由が見えてくる。

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