「宇宙人はいる」米国防総省が巨額の資金を投じて行っていた極秘UFO研究プロジェクトの全容が明らかに (2/7ページ)

カラパイア

・2004年、米軍機の未知との遭遇事件も調査対象
 また米軍機が未知の物体と遭遇した事件の映像も調査対象だった。そうしたものの中には、8月に公開された、サンディエゴ沖で白っぽい楕円状の物体をニミッツ空母から発進したF/A-18Fが追跡するという2004年の事件もある。

[動画を見る]

US Fighter Jets Encounter Unknown Flying Object UFO - Pilots Stunned

 今年議員を引退したリード氏は、最近のインタビューで同プロジェクトについて「恥ずべきことも後悔すべきこともない」と発言。「自分の議員としてのキャリアで最大の功績の1つ。前例のないことをやった」と述べている。

 さらにアラスカ州共和党議員テッド・スティーブンズ(2010年死去)とハワイ州民主党議員ダニエル・K・イノウエ(2012年死去)も同計画をサポートしてきた人物だ。・未知の物体が宇宙人であるとは限らない。異を唱える専門家たち
 MITの天文物理学者サラ・シーガーは、物体の由来が不明であるからといって、それが他の惑星や銀河からやってきたことにはならないと注意を促す。

 だが「まったく見慣れない現象が目撃されたなら、きちんと調査する価値がある場合もある」と話しつつ、「科学についてしばしばある誤解は、未解明の現象などほとんどないというもの」とも彼女は付け加えている。

 NASAの元スペースシャトルエンジニアであり、著書の中でUFO目撃事件の誤解を解いてきたジェームズ・E・エーベルグもまた懐疑的な見方をしている。

 「そうした事例を説明できる平凡な出来事や人間の認知特性は数多くある」と彼。「空では大勢の人々が極秘裏に活動している。ノイズに紛れて正体が特定されないようにしている者や、中にはカモフラージュとして作り話をでっち上げる人だっている」。それでもエーベルグ氏は調査自体は歓迎している。
「「宇宙人はいる」米国防総省が巨額の資金を投じて行っていた極秘UFO研究プロジェクトの全容が明らかに」のページです。デイリーニュースオンラインは、ネットなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る