「宇宙人はいる」米国防総省が巨額の資金を投じて行っていた極秘UFO研究プロジェクトの全容が明らかに (4/7ページ)

カラパイア



 当時、空軍の長官だったロバート・C・シーマンズ・ジュニアは、プロジェクト・ブルー・ブック終了を宣言する覚書の中で、「国家安全保障の面からも、科学的探求の面からも、これ以上正当化できない」と述べている。

 リード氏によると、彼のUFOへの関心はビゲロウ氏の影響によるものだという。インタビューでの発言によれば、ビゲロウ氏はリード氏に国防情報局の局員が接触を図ってきたことや、彼が研究を行なっているユタ州の農場を訪問したい旨を告げられたと打ち明けたらしい。

 その後リード氏自身もその局員と会い、UFOに関する研究プロジェクトを立ち上げようとしていることを知った。そこでリード氏は国会議事堂のある部屋にスティーブンズ氏とイノウエ氏を呼び出した。

 リード氏は、スティーブンズ氏とイノウエ氏との会合について、「私が開いたごく最初のもの」と述べている。

 またこの時スティーブンズ氏は、「空軍に入隊して以来、これをずっと待っていた」と発言したらしい。彼は第二次世界大戦中、空軍のパイロットであったのだが、その間に所属不明の奇妙な航空機を目撃したのだと打ち明けてきた。

 プロジェクトの予算について公で議論が交わされることを誰も望んでいなかった、とリード氏。「いわばブラックマネーだ」と彼。「スティーブンズ氏は承知した。イノウエ氏も。それでいい。それが我々が望んだことだ」と、当時の状況について語った。

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・巨額の資金を投資されたUFO研究プロジェクト
 タイムズ紙が入手した約定は、2008年末から2011年にかけて22億円(2200万ドル)弱の政府歳出予算が組まれたことを示している。予算はプロジェクトの管理ならびにUFOの脅威の調査とその評価に使用された。

 またビゲロウ氏が経営するビゲロウ・エアロスペース社にも資金が回され、請負業者を雇ったり、プロジェクトの研究が行われたりもした。
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