【連載】『あの人の学生時代。』#20:鈴木亮平「好きなことにとことん、まっすぐ」 (2/7ページ)

学生の窓口

だからあまり優秀な生徒ではなかったと思います。

――卒業するのは大変でしたか?


ギリギリでした(笑)。お芝居を始めると、やっぱりどうしてもカロリーを使っちゃうんですよね。でも英語はいまだに好きです。一般教養というか、学校的な勉強よりはゼミが好きでした。

――そんな大学時代を振り返って、一番思い出に残っていることはどんなことですか?


なんだろう……アルバイトかなぁ。

――え、お芝居じゃなくて?


(笑)。「大学時代」のなかで考えるとですよ? 役者になりたいっていう夢を持っていて、学校の近くに映画の撮影所があったので、「撮影所の人達と知り合えないかな?」という気持ちで、そこのダイニングバーでスタッフとしてバイトをしていました。

――実際に撮影所の方はいらっしゃったんですか?


たまにですけど、いらっしゃいましたね。そこでいろんな話を聞かせていただいたりしました。そこから仕事につながったことはないんですけど、そこの店長さんがすごくまじめに仕事のことを教えてくださる方で。きちんと売り上げを伸ばすこととか、お客さんに対する態度なんかを厳しく教えてくださったので、それは自分にとってよかったなと思います。

――「真剣に仕事をする」ということを学んだんですね。


そうですね。初対面の人に対する接し方や、相手が緊張しているところから徐々に警戒心をほぐしていくようなコミュニケーションの取り方、後輩に対する教育の仕方なんかも……。


厳しかったけどすごく愛がある人だったので、教えてもらったことは今すごく役に立っていますし、成長させてもらった気がします。

「役者になるための「就職活動」

――大学生活の中で転機はありましたか?

何度かあったんですが、いちばんの転機だったのは周りが就職活動を始めた時期ですね。そのときに「あれ? これ、このままじゃ役者になれないな」と思って、就職活動にあたることをなにかやらなきゃと思い、初めて必死になって、自分でプロフィールをいろんな会社に持ち込んだりして動き始めました。

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