2018年は明治150周年...いや、戊辰150周年 会津若松市の「戊辰」へのこだわり (1/2ページ)

Jタウンネット

公式サイトでは新選組のメンバーも紹介されている
公式サイトでは新選組のメンバーも紹介されている

明治元年は1868年とされており、2018年はそれから150年ということもあり、各地で「明治150年(明治維新150年)」と銘打ったイベントや記念事業が行われている。

だが、明治という表現を使わない自治体もいくつか存在する。新政府側から「朝敵」「賊軍」とされ、旧幕府側として戊辰(ぼしん)戦争を戦った東北各地の自治体だ。かつての会津藩、会津若松市は「戊辰150周年記念事業」とし、関連するイベントはもちろん公式サイトの記述もすべて「戊辰150周年」となっていた。

二本松市や白河市も「戊辰」

会津若松市の「戊辰」にかける思いの強さは、戊辰150周年記念事業公式サイトの文言からもうかがえる。


公式サイトでは新選組のメンバーも紹介されている

例えば戊辰戦争の紹介では「義に死すとも不義に生きず」との見出しに、

「会津藩は朝廷に刃向う『賊軍』とされ、会津戦争に突入しました。会津藩にとっての戊辰戦争は、『信義』の精神から始まり、『正義』を貫くための戦いだったのです」

とされ、徳川家に忠誠を尽くすという立場から新政府と戦うことになった会津藩の姿勢を解説。「鶴ヶ城開城」の項目では、降伏式の際に敷かれたという真っ赤な毛氈(もうせん、敷物)の写真が掲載されており、

「会津藩士はこれを『流血氈』と呼んで、その悔しさを忘れないように誓い合った」

と説明。「戊辰」への強いこだわりを感じさせる内容となっている。実際のところ、会津若松市としてどのような思いで今回の記念事業を企画したのだろうか。Jタウンネットは事務局のある同市役所観光課に取材をしたところ、次のように答えてくれた。

「会津若松市は会津の武家文化、侍文化を観光の中心としてきました。こうしたこれまでの取り組みを踏まえると、記念事業として(武士以降の)『明治維新』という言葉は選択肢になく、必然的に『戊辰』になりました」

もちろん、記念事業は市だけでなく商工会議所や各事業の組合・協会も参加しており、地元の人たちの思いもある程度は加味しているという。

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