北原里英「瀧さんとリリーさんが、本物の犯罪者にしか見えなくて(笑)」 (1/5ページ)
主演映画が封切られる直前の北原さん。死ぬかと思ったという過酷撮影の裏話、現場での心境はもちろん、グループ卒業を今春に控えた彼女の、仕事、そして恋への意気ごみを存分に語っていただいた!
■ピエール瀧、リリー・フランキーと共演
――最新主演作『サニー/32』が公開間近ですね。
北原 はい。台本を初めて読んだときから、先の展開が読めなくて、1ページごとに何かが起きているというくらいギュッと中身が詰まっていて、一冊の小説のような読み応えがありました。自信作です!
――13年公開の『凶悪』で多くの賞を受賞した、白石和彌監督の新作です。
北原 私、もともと『凶悪』の大ファンだったので、うれしかったです。出演していたピエール瀧さんとリリー・フランキーさんのおふたりが、本物の犯罪者にしか見えなくて(笑)。やってることはメチャクチャで最悪で後味悪いのに、痛快感もある……魅力的な作品でした。それがまさか、この『サニー/32』で、そのおふたりと共演できるなんて。
――北原さん扮する藤井赤理が、拉致監禁されるサスペンスものですね。赤理はどんな女性なんですか?
北原 中学校の数学の先生なのですが、髪もアップで服も地味で、ごく普通の女性。物語の冒頭でストーカー被害に遭って、この事件そのものは解決するものの、そのとき警察の方に「これで終わりですか?」って尋ねるくだりがあるんですね。このとき、赤理はちょっと何かを期待していたんじゃないかなって。毎日が同じことの繰り返しで、教師の仕事に期待したほどのやりがいを感じていない中で、たぶん初めて起きた“非日常”だったと思うんです。怖いけど、ちょっとワクワクするみたいな。そこはとても人間らしい感情だなって。
――その後、2人に拉致されて猿ぐつわを噛まされ、ビニール袋をかぶされます。
北原 おふたりとは、このシーンが初対面でした。私自身もいろいろと緊張していたので心境が役にちょっとマッチしていて、緊張感がありましたね。このシーンでは瀧さんにビンタされる場面があるのですが、リハーサルの一発めで、ビンタが本当に顔に当たったんです!
――え、予定通り!?
北原 もちろん偶然でしたよ(笑)。