次はどこが危険!? 日本列島「火山&地震」マップ (3/4ページ)
「日本列島を大きく見れば、草津白根山の南に位置するのが富士山であり、箱根の山々ということになりますね。今回、内陸の草津で噴火があったということは、簡単に言うと、そのエネルギーが太平洋側にストレスを与えたことになる」
また、プレートの動きに着目すれば、「日本列島は東側にある太平洋プレートと伊豆諸島の西側にあるフィリピン海プレートが海底で摩擦を起こすことが、地震や火山噴火の原因になる。伊豆沖で地震が起きると、それが富士山噴火のエネルギーになりえると思いますよ」(前同)
7年前の東日本大震災。これは太平洋プレートと北米プレートの摩擦によって生じたものだといわれている。それが反対隣のプレートの境目にストレスを与えたのだとすれば、伊豆沖地震、富士山の順番で自然災害がもたらされる可能性は高いと木村氏は予測する。「富士山は、この10年あまりで噴気ガスと火山灰が観測されています。注目する学者は少ないですが、富士山が永遠に平穏な山であると思わないほうがいい。また、伊豆沖の地震は富士山噴火の引き金になるだけでなく、津波の警戒も必要です。津波が来ないとされる東京湾も安心はできないし、相模湾は特に厳重な警戒を怠らないようにしていただきたいですね」
大地震と火山活動が連動していることを示す実例は、いくらでもある。最も有名なのは他ならぬ富士山の宝永の大噴火だ。1707年10月には推定M(マグニチュード)8.6の宝永大地震があり、同年12月、富士山が大爆発。大量の火山灰を関東平野に積もらせたことが記録に残っている。「富士山は896年にも貞観噴火と呼ばれる大規模な噴火を起こしています。このときは、推定14億トンもの溶岩流が噴出して、一つの湖を現在の精進湖と西湖に分断しています」(前出の科学雑誌記者)
■火山噴火の日本列島ハザードマップ
もし今の時代に富士山大噴火が起こったとしたら、その被害は想像を絶するものになるだろうが、むろん危険なのは富士山だけではない。木村氏が指摘する地震と火山噴火の日本列島ハザードマップを紹介しよう。地震に関して最も懸念されるのは、北海道東方沖と青森県東方沖で、ともに危険度は最高ランクの5だという。「北海道東方沖は今、最も危険が迫っているエリアの一つ。釧路沖での地震が想定され、規模もM8.6と大きい。