次はどこが危険!? 日本列島「火山&地震」マップ (1/4ページ)
眠っていた山が突然、火を噴く。この爆発が物語ることとは何なのか!? マグマの動きをいち早く察知したい。
1月23日に発生した草津白根山(群馬県草津町)の噴火は死者1人、負傷者11人を出す大惨事となった。改めて火山の猛威、噴火災害の恐ろしさを再認識した人も多かったはずだ。「今回、噴火したのは草津白根山にある三つの峰のうちの一つ、本白根山です。草津白根山は気象庁が24時間態勢で観測する全国50火山に含まれていますが、監視カメラや地震計は、噴火活動が活発な白根山に向けられており、本白根山はノーマークでした。それだけに、気象庁関係者や地震学者が受けたショックは大きかったんです」(全国紙気象庁担当記者)
噴火したのは本白根山の鏡池付近。本白根山は約3000年前に溶岩流を伴う噴火があったが、その後は平穏期が続いていたため、「研究者にとっても突然の噴火は想定外だった」(前同)と言うのだ。「今回の噴火でハッキリしたのは、火山は前触れなしに、いつ噴火してもおかしくないということ。現在は使われない用語ですが、かつていわれた休火山、死火山であっても、まったく油断はできないということです」(科学雑誌ライター)
噴火が起きたのは午前9時59分。現場は、噴き上がる黒煙と頭上から降り注ぐ噴石で、あっという間に見通しが効かなくなったという。噴石と火山灰は白いゲレンデを黒く染め、泥濘化したためにソリも使えず、スノーモービルでの移動も困難を極めた。そんな状況の中、直径数十センチ~数メートルの噴石が雨あられと降ってくるのだから、たまったものではない。「噴火が午前中だったことと、ロープウェイと駅の電源が確保されていたのは、不幸中の幸いでした。そうでなければ被害はさらに拡大していた可能性が高い。実際、取り残されたスキー客約80人が下山するまでに約8時間かかりましたからね」(前出の全国紙記者)
気象庁は、今後も噴火する可能性があるとして警戒を呼びかけた。同時に、火山灰を分析した結果「今回は水蒸気噴火だった可能性が高い」と発表。火山の噴火には地下のマグマが火口から噴出する「マグマ噴火」と、マグマによって熱せられた地下水が沸騰して爆発する「水蒸気噴火」の2種類あるが、地中のマグマが大きく関わっている点は同じだ。