関脇の次は大関! 栃ノ心「力士である限り“上”を目指す」 (1/5ページ)
ケガを乗り越え、さらに強く逞しく復活した黒船力士。日本中が涙した大一番と今後の野望を語り尽くす!
暴行事件に端を発する一連の騒動で、揺れに揺れた大相撲。そんな中、角界に明るい話題を提供したのが、初場所で平幕優勝を果たした栃ノ心(30)だ。191センチ、170キロの筋肉質の体型で、握力は90キロ以上。敢闘賞も3度受賞したが、2013年名古屋場所で負った右ヒザの負傷で4場所連続の休場。それによって、幕下下位まで番付を下げたこともあった。大ケガから4年半。今も右ヒザに大きなサポーターを巻きつつ、「奇跡の復活」を遂げた男に、初優勝の感動、春場所への思いを聞いた!
■白鵬も「力がついたね」と称賛
――あらためて初場所での初優勝おめでとうございます。続いて、2月の大相撲トーナメントでも優勝。ノリに乗っていますね。
栃ノ心(以下=栃) ありがとうございます。まさかトーナメントでも勝てるとは思っていなかったんですが、初場所で優勝したでしょう。みんな「栃ノ心は、どんな相撲を取るのかな?」って見ていますから、「しっかり相撲を取っていこう」と思っていました。3回戦では、これまで本場所で25回対戦して、一度も勝っていない白鵬関と当たったんですが、寄り切りで勝つことができた。花相撲だとはいえ、うれしかったね(笑)。トーナメントは1番勝つごとに賞金が出るんですが、白鵬関に勝って準決勝戦に進んだくらいから、「よし! 勝ちに行こう!」と気合いが入ったんですよ(笑)。
――白鵬戦は右四つがっぷりからの力強い相撲での勝利でした。白鵬関も「栃ノ心は、力がついたね」と称賛していましたね。
栃 ホントっすか(笑)? それはうれしいですね。そのあと、準決勝で隠岐の海関とあたって、決勝は玉鷲戦だったんですが、新十両昇進が一緒(08年初場所) の玉鷲関には負けたくなかった。彼も33歳にして、力を付けてきていますからね。そして、玉鷲関に勝って優勝して、表彰式では、ウチの師匠(春日野親方)から優勝トロフィーをいただいたことにも、感動しました。
――13年の大ケガによる休場で、一時は幕下まで陥落しましたが、見事な復活ですね。