野菜の栄養、ムダなく摂れてる? 正しい調理法を栄養士が解説します! (1/6ページ)
野菜の切り方や火の入れ方といった調理法しだいで、摂取できる栄養が大きく異なることをご存知ですか?
野菜を食べているだけで、栄養を摂れているつもりになっていたらもったいない! 調理法を工夫すればもっと多くの栄養を引き出すことができるのです。
今回は栄養士の横川先生に、野菜の栄養を余さずおいしく活用する方法と、とっておき簡単レシピを教えていただきました。
野菜の栄養をムダにしがちなケーススタディ5つ
野菜の栄養をムダにしてしまいがちな5つの調理法を紹介します。以下のような調理法を避け、野菜の栄養を十分に引き出せるようにしましょう。
1.栄養の多い部分を捨ててしまっている
野菜の皮や根にはファイトケミカルという植物由来の機能性成分が豊富。よく耳にする抗酸化作用で有名なポリフェノールもファイトケミカルのひとつ。
玉ねぎの皮は捨ててしまいがちですが、皮には「ケルセチン」というポリフェノールの一種が多く含まれているため、皮を煮だして皮茶にするのもいいでしょう。
2.長時間流水で洗うと栄養素が流れ出てしまう
レタスなどでサラダを作る場合、衛生面などを考えて流水でしっかり洗い過ぎると、水溶性の栄養素が流れ出てしまいます。
特に千切りにしてから洗うのはNG。「切らずに、さっと洗う」を心がけ、洗った後にカットするのがいいでしょう。