天才テリー伊藤対談「枝野幸男」(2)これからの立憲をどうお考えですか (2/2ページ)

アサ芸プラス

テリー 立憲は、どの党といちばん理念が近いんですか?

枝野 テーマによってバラバラですね。もちろん「今のひどすぎる安倍政権、自民党を止めなければいけない」という部分は、最大公約数としてありますけど。

テリー でも選挙協力の問題がありますよね。ある程度は、どの党と理念が近いかは明確にしておいたほうがいいんじゃないですか。

枝野 それは棲み分けで可能だと思ってます。実際に、前の参議院選挙では民進党とやりましたからね。

テリー なるほど。今、立憲って野党の中では特に注目されているし、ちゃんとしているじゃないですか。そうすると「なんかあそこ、真面目すぎて面倒くさい」と思う人もいるんじゃないですか。例えば、自民党には安倍さんに対して好きなことを言う石破(茂)さんや小泉(進次郎)さんみたいな存在がいて、それがある種の柔軟性を見せている気もするんです。

枝野 逆に言うと、民主党、民進党の時代には、そこが批判され続けたわけです。政権を持っている時には「政権」という強い求心力がありますから、ある程度の異論があってもかまわないんですが、野党の場合だと「枝野はこう言っているのに、同じ党の有力者が違うことを言っている」では、やっぱり不信のほうが圧倒的に大きくなってしまうんですね。去年の選挙で、私はそれを学びました。

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