罪と罰を知る。世界8つの犯罪博物館 (8/9ページ)

カラパイア




・7. スコットランドヤード犯罪博物館(イギリス、ロンドン)

7_e9
image credit:Museum of London

 黒博物館(ブラック・ミュージアム)としても知られるこのスコットランドヤード犯罪博物館は、ロンドンのもっとも悪名高い犯罪事件の膨大なアーカイブを保存しているが、残念なことに一般には公開されていない。

 1870年代半ば、メトロポリタン警察のネーメ警部によって創設された。犯罪者の所持品のコレクションは、もともと新人教育のために使われる予定だったが、すぐに警察関係者や世間の注目を集めることになった。

 サー・アーサー・コナン・ドイルやハリー・フーディーニなどの有名人は訪問を許可されたが、一般大衆やマスコミにはその特権はなかった。

 1890年、メトロポリタン警察は新本部に引越し、新生スコットランドヤードと博物館もそれにならった。年月とともにコレクションは増大し、殺人の凶器や爆弾、偽造ツール、デスマスク、犯人の私物、切り裂きジャックやドクター・クリッペン、クレイ兄弟などの有名な事件の証拠だけでなく、事件がイギリスの刑事司法制度に与えた衝撃についての詳細も展示されている。
「罪と罰を知る。世界8つの犯罪博物館」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る